マレーシアから海外永住 花びら餅とエロスと編集 Written by Miho Kanai

【中国語】子音をマスターしよう!面倒なYouTube動画の頭出し済み

BOOKS Chinese

中国語を学ぶ人「中国語の子音をマスターしよう!」

本記事は、『日本人のための中国語発音完全教本』(アスク出版)で中国語の発音を学習している人向けの内容です。前回までは基本母音(単母音)複合母音、そして鼻母音をやったので、次は子音です。

『日本人のための中国語発音完全教本』(アスク出版)はオーディオ素材だけでなくYouTube動画もあるので初心者におすすめです。

ただし難点があるとすれば、YouTube動画はカテゴリー別に分割してあるものの、数多くの音のなかから練習したい音の収録部分を動画内で探すのがとってもめんどうだということ。

そこで、項目別にYouTube動画を頭出しして本記事内にリンクを貼ることにしました。勉強するときに本記事を開いておけば、練習したい部分にすぐにアクセスできてとっても便利です。ぜひ発音練習にお役立てください!

それでは、中国語の子音21種類をマスターしていきましょう。

中国語を美しく正しく発音するための心得

  • 口を大きく使うこと
  • 息をしっかり使いコントロールすること
  • 1音節の長さをしっかりとり、一定のリズムに乗ること
  • 音程の高低感覚を身につけること
  • 拼音(ピンイン)を正確に読むこと

中国語は1字1音節で、基本的に音の長さは同じです。

『日本人のための中国語発音完全教本』(アスク出版)のオーディオでは、メトロノームのリズムに乗って発音練習するので、音の長さをキープすることを意識するのにおすすめです。

本記事の内容

  • 超重要!無気音と有気音の違い
  • 子音① くちびるを使って出す音(唇音)(bo, po, mo, fo)
  • 子音② 舌先を使って出す音(舌尖音)(de, te, ne, le)
  • 子音③ ノドの奥から出す音(舌根音)(ge, ke, he)
  • 子音④−1 口を横に引いて出す音(舌面音)(ji, qi, xi)
  • 子音④−2 口を横に引いて出す音(舌歯音)(zi, ci, si)
  • 子音⑤ 舌をそり上げて出す音(そり舌音)(zhi, chi, shi, ri)
  • 子音と母音を組み合わせて発音するには
  • 【おまけ】李姉妹による問題児4子音の解説動画(zh、ch、sh、r)

超重要!無気音と有気音の違い

中国語の子音は、「息の出し方とくちびる、舌、歯の使い方」の標識です。とくに息を出すか出さないかという「無気音と有気音の違い」がとても重要になります。

  • 無気音]息を前に吹き出さずに発音する音。子音の発音とほぼ同時に母音が聞こえる。
  • 有気音]息を破裂させるように強く前に吹き出して発音する音。子音の発音と同時に息の音が聞こえ、そのあとに母音が聞こえる。

無気音と有気音の練習方法

口の前に紙を置いて、紙が揺れるかどうかで息が出ているかどうかを確認する。あるいは顔の前に手のひらを当てて、息を感じるかどうかで確認する。

子音① くちびるを使って出す音(唇音)(bo, po, mo, fo)

  • b (o) ]無気音。両唇を固く閉じ、離すと同時に発音する。息を前に吹き出さず、静かに発音する。
  • p (o) ]有気音。両唇を固く閉じ、離す瞬間に「プッ」と息を吹き出し、続けて発音する。
  • m (o) ]日本語のマ行の要領で発音する。両唇を固く閉じ、離すと同時に発音する。
  • f (o) ]下唇の内側を上の歯に軽くつけて、離すと同時に発音する。下唇は下の歯に巻かずに、内側を上の歯に軽く当てるだけ!

子音② 舌先を使って出す音(舌尖音)(de, te, ne, le)

  • de ]無気音。口を軽く横に引き、舌の先を上の歯の裏側につけ、離すと同時に発音する。息は前に吹き出さず「ドゥ+e」と発音する。“e”の発音なので、首筋に力が入る。
  • te ]有気音。口を軽く横に引き、舌の先を上の歯の裏側につけ、息で舌を吹き飛ばす感じで「トゥ+e」と発音する。
  • ne ]口を軽く横に引き、舌の前方を上の歯の裏側につけ、日本語のナ行の要領で「ヌ+e」と発音する。発声と同時に舌を離す。
  • le ]口を軽く横に引き、舌の先端を上の歯の裏側の歯茎につけ、舌を軽くはじくようにして日本語のラ行の要領で「ル+e」と発音する。発声と同時に舌を離す。

子音③ ノドの奥から出す音(舌根音)(ge, ke, he)

  • ge ]無気音。口を軽く横に引き、舌の奥を持ち上げてノドをふさぎ、舌を離すと同時に「グ+e」と発音する。息は前に出さない。
  • ke ]有気音。口を軽く横に引き、舌の奥を持ち上げてノドをふさぎ、息で舌を吹き飛ばす感じで「ク+e」と発音する。
  • he ]口を軽く横に引き、舌の奥を持ち上げてノドを狭くし、ノドの隙間から息を絞り出すように「h+e」と発音する。ノドと息がこすれ合う感じ。

子音④−1 口を横に引いて出す音(舌面音)(ji, qi, xi)

  • ji ]無気音。真一文字に口を横に引く“i”の形の口にして、そのまま「ジー」と発音する。
  • qi ]有気音。真一文字に口を横に引く“i”の形の口にして、お腹から息を強く吹き出して「チー」と発音する。
  • xi ]真一文字に口を横に引く“i”の形の口にして、「シー」と発音する。舌はどこにもつかない。

子音④−2 口を横に引いて出す音(舌歯音)(zi, ci, si)

“z”、“c”、“s” の音は、拼音のつづりは“zi”、“ci”、“si”と“i”をつけて表記しますが、口を横に引く“i”の口の形で「ヅー」「ツー」「スー」と発音することを表していて、“i”(イ)の音は表していません。

  • zi ]無気音。真一文字に口を横に引く“i”の形の口にして、口を横に引いたまま上下の歯の隙間から音が出るイメージで「ヅー」と発音する。
  • ci ]有気音。真一文字に口を横に引く“i”の形の口にして、口を横に引いたまま歯の間から強く息を吹き出して「ツー」と発音する。
  • si ]真一文字に口を横に引く“i”の形の口にして、口を横に引いたまま「スー」と発音する。舌はどこにもつかない。

子音⑤ 舌をそり上げて出す音(そり舌音)(zhi, chi, shi, ri)

h”は舌をそり上げる標識です。舌をそりながら「ji(ジー)」「qi(チー)」「xi(シー)」と発音すると、“zhi”、“chi”、“shi”の発音になります。

  • zhi ]無気音。口を横に引き、舌先を上あごのくぼみに向けてそり上げ、そのまま「ji(ジー)」と発音する。口を少しすぼめると発音しやすい。
  • chi ]有気音。口を横に引き、舌先を上あごのくぼみに向けてそり上げ、そのまま強く息を吹き出して「qi(チー)」と発音する。口を少しすぼめると発音しやすい。
  • shi ]口を横に引き、舌先を上あごのくぼみに向けてそり上げ、口を横に引いたまま「xi(シー)」と発音する。上あごに舌先はつけない。口を少しすぼめると発音しやすい。
  • ri ]口を横に引き、舌先を上あごのくぼみに向けてそり上げ、そのまま「イー」と発音する。上あごに舌先はつけない。口を少しすぼめると発音しやすい。声帯を震わせて出す「声帯音」で、あごを引いて発音すると正しく発音できる。

子音と母音を組み合わせて発音するには

  • 母音 ]口の開け方の標識
  • 子音 ]息の出し方、唇・舌・歯の使い方の標識

子音と母音を組み合わせて発音するには、まず子音の口の構え(唇・舌・歯)を作ってから、母音の口の開き方に変えます。

子音と母音を組み合わせて発音する例

  • za ]無気音。①口を横に引いて“z”の口の構えを作り、“z(i)”を発音する→②大きく口を開いて“a”を発音する
  • ca ]有気音。①口を横に引いて“c”の口の構えを作る→②息を吹き出して“c(i)”を発音する→③大きく口を開いて“a”を発音する

【おまけ】李姉妹による問題児4子音の解説動画(zh、ch、sh、r)

発音がむずかしい問題児4子音(zh、ch、sh、r)は、口の形と舌の位置がすべて同じです。

口の形は「アヒル口」で、口角に力を入れて発音します。

舌の位置は、舌の両サイドに力を入れて丸め、丸めた舌の両サイドを上あごにつけます。舌の先端は上あごにつけず、舌の真ん中を空気が通るようにトンネルを作る感じで発音します。

問題児4子音のなかでも“ri”の音は日本人なら必ずマスターすべき音と言えます。なぜなら「日本人(rì běn rén)」に含まれているから! 何度も「我是日本人」と自己紹介しているうちに発音が上達するといいな…。

【中国語初級】絶対上達する発音のコツ!〜子音編〜

まとめ

ここまでに学習を終えた中国語の母音と子音の数はなんと56種類

  • 基本母音(単母音) 6種類
  • 複合母音 13種類
  • 鼻母音 16種類
  • 子音 21種類

途中で心折れそうになりながらも続けてこられたのは、中国のアニメやドラマを観るのが好きだったり、そもそも中国語の音が好きという原動力があるから。「好きこそ物の上手なれ」と言いますが、好きな気持ちが自然と湧いてくるうちに、一気にモノにしてしまいたいですね。

ああ、早く中国語で会話がしてみたい!

教科書として参考にしている『日本人のための中国語発音完全教本』(アスク出版)はオーディオブックで音声ダウンロードが可能です。メトロノームのリズムに乗って発音練習をするので、「1字1音節」という音の長さをキープする意識を定着させるのにおすすめです。

聞き取り練習問題では、テキストを見ずに耳だけで聞いてみて正しく聞き取りができるかチェックするといいですよ。