マレーシアには洗濯機のない物件がある!?【コインランドリー生活】

マレーシア移住をする人「マレーシアのコンドミニアムって、洗濯機のない物件があるの?」
みなさん、こんにちは。マレーシア移住3年目のMihoです。
マレーシアに移住する日本人はコンドミニアムに住む人が多いと思いますが、物件には「家具付き」「一部家具付き」「家具なし」の3つのタイプがあります。
「家具付き(Fully Furnished)」と書いてあれば、たいていは洗濯機付きだと思いますが、わたしがいま住んでいる部屋は「家具付き」と書いてあったのに、なんと洗濯機がありませんでした!(涙)
「洗濯機なしの生活ってどうなの?」
「コインランドリーって高いんじゃないの?」
本記事では、こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- マレーシアには洗濯機のない物件がある!?【コインランドリー生活】
- マレーシアのコインランドリー利用方法【安くて便利】
- 洗濯機なし物件でのリアルな生活【2年間の体験談】
移住したばかりの1年目は洗濯機付きの物件で暮らし、2年目からは洗濯機なしの物件で約2年間生活してきました。
洗濯機のある生活とない生活。マレーシアの洗濯事情とコロナ禍ならではの苦労話とともにお話ししていきます。
※本記事の内容は、執筆時点における、とあるコインランドリー店舗の情報です。利用店舗により使い方などが異なる可能性があります。ご留意くださいませ。
マレーシアには洗濯機のない物件がある!?【コインランドリー生活】
マレーシアには洗濯機のない物件があります
冒頭にも書きましたが、日本人の多くが居住するコンドミニアムには「家具付き」「一部家具付き」「家具なし」の3つのタイプの物件があります。
家具付きの物件はマレーシアでは一般的なので、日本からマレーシアにはじめて移住する人にとってはとても助かります。移住してすぐに家具一式を揃えるのは費用や手間の面で現実的ではないですからね。
ただし、「家具付き(Fully Furnished)」と書いてあっても、まれに洗濯機の付いていない物件もあるので注意してください。
わたしが現在借りている部屋は、「家具付き」と表記されていたのに実際に内覧に行くと洗濯機がありませんでした。
オーナーが洗濯機を買っていないということでなく、そもそも洗濯機を設置できる設計になっていない部屋だったのです。そのため自分で購入して設置することもできません。
(洗濯機がないことを理由にオーナーと交渉して家賃を少し安くしてもらったのでいいのですが。)
洗濯機が自宅にないわたしは、おのずと「コインランドリー」を利用することを余儀なくされます。
幸いにも、自宅から徒歩3分の距離に「Bubblelab Laundry」というコインランドリーのチェーン店舗がありました。
こちらの動画を見てもらえれば、どんな雰囲気のランドリーなのかがわかると思います。
洗濯機を回している間、店内のベンチに座って「どんな人たちが利用するのかな?」とこっそり人間観察すると、コロナ前は若い夫婦やお子さん連れの家族が、車で山盛りの洗濯物を持ってきているのをよく見かけました。
いまはコロナ禍の規制が厳しいためひとりで来店するお客さんばかりですが、あいかわらず大量の洗濯物を車に積んでやって来ています。小耳にはさんだ話では、マレーシアでは洗濯機のないご家庭がめずらしくないそうです。
「何十人家族なの!?」
「何日分の洗濯物なんですか!?」
思わずツッコミを入れたくなるほどの分量で、いつも驚かされます。
コインランドリーを使うメリット
自宅に洗濯機がないのでしかたなくコインランドリーを使いはじめたわたしですが、すぐさまコインランドリー生活のメリットを発見しました。
メリット:パワフルな業務用乾燥機
コインランドリー生活のメリットは、なんといってもパワフルな業務用乾燥機が使えることです!
マレーシアに来たばかりの頃、洗濯でまず何に驚いたかというと洗い上がりのタオルのゴワゴワ感です。
最初にマレーシアで借りた部屋には洗濯機がありました。当然日本でやっていたように、洗濯したあとは洗濯物を干して乾かします。
わたしの部屋にはベランダがなく、日のあたる場所にハンガーラックを置いて、洗濯物を吊るして部屋干ししていました。
(マレーシアのコンドミニアムにはベランダがなかったり、ベランダに洗濯物を干したら罰金というコンドミニアムがあったりします。)
マレーシアは部屋干しでもすぐ乾くのでいいのですが、乾いたあとのタオルがヘチマタオルかというほどのゴワゴワ感で、顔や体を拭くとちょっと痛い。
マレーシアの水質のせいでしょうか。どおりでコインランドリー利用者の柔軟剤使用率が高いと思いました。
わたしは柔軟剤は使いません。では、乾燥機を使ったらどうか。
洗濯機に乾燥機能がついていたので使ってみたんですが、いっこうに乾かず生乾きのまま。乾燥機能の存在意義が感じられなかったし、生乾きで気持ち悪いので、それ以来使うのをやめました。
高温で30分ほど回して生乾きということは、1時間くらい回さなきゃいけないのかもしれませんね。
(知らんけど。)
かたや、コインランドリーの業務用乾燥機は有料ですが、高温設定でたった30分回すだけでふっかふかにしてくれるので費用対効果は抜群です。
日本にいた頃は潔癖症で、他人が使った洗濯機や乾燥機を使うなんて考えられませんでしたが、いまではコインランドリーの業務用乾燥機のトリコになっています。
コインランドリーを使うデメリット
コインランドリーを使うメリットがあれば、デメリットもあります。大きくは、面倒なことと、有料であることです。
デメリット1:面倒
家に洗濯機があれば、いつでも好きなときに手軽に洗濯できますが、コインランドリー生活ではわざわざ洗濯物を持って行かなければいけません。
ある程度まとまった量の洗濯物はそこそこ重くなります。車があればいいのですが、遠く離れたところまで洗濯物を持って歩いていくのはちょっと大変です。
雨が降っているとき、雨が降りそうなときは洗濯に行くのを見合わせます。朝はたいてい晴れているので、朝一で行くことにしています。
マレーシアの雨は「大雨」ですからね。コインランドリーで洗濯中に雨が降りはじめたときなどは帰りはどうしようかと本当に困ります。そんなときは雨がやむのを待つしかありません。家が近すぎてGrabを呼べないからです。なんといっても徒歩3分ですから。
また、お客さんが多ければ順番待ちをしなければいけないこともあります。のんびりした人が多いので、洗濯機や乾燥機が止まってもお客さんが戻ってくる気配のないこともあります。イライラしてもしかたがないので、ツイッターでぼやきながら待ちましょう。
デメリット2:有料
家に洗濯機があれば、少量の洗濯物でも罪悪感なく毎日洗濯できますが、コインランドリーは有料なのでそうもいきません。数日分くらいまとめて洗濯することになります。
洗濯物をためるのがいやな人には、洗濯機のない生活は向いていないかもしれません。
ひとり暮らしでも1週間分の洗濯物となると結構重くなります。徒歩で自宅とコインランドリーを往復するなら、3〜4日程度に1回洗濯に行くことをおすすめします。
わたしの場合、毎月平均90リンギット(1リンギット=26円の場合、2,340円)かかっています。曜日によって安い日があるので、工夫してコストを抑えることもできます。
ちなみに、わたしはタオル類は高温乾燥し、そのほかの衣類は中温で乾燥させるため、乾燥機を2台使います。もし乾燥機を1台しか使わないのであれば、コストはもう少し抑えることが可能です。
毎月2,000円以上も洗濯代に使うなんて贅沢に感じるかもしれませんが、わたしは洗濯物がふっかふかのほっかほかに仕上がる幸せのほうがよっぽどいいです。
マレーシアのコインランドリー利用方法【安くて便利】
それでは、ここからBubblelab Laundryの利用方法を写真付きで解説していきます。
洗濯機(Washer)の使い方

コインランドリーの店舗の壁にはデカデカと写真付きでわかりやすく使い方が書いてあるので、言葉がわからなくても大丈夫だと思いますが、わたしのような心配性の人はぜひ参考にしてください。
- Step1:洗濯物を入れる
- Step2:洗剤を投入する
- Step3:温度(30℃・40℃・60℃)を選択する
- Step4:コインを投入する
- Step5:スタートボタンを押す
洗濯機の容量
洗濯機の容量には、「12kg」「15kg」「27kg」の3つがあります。それぞれの洗濯機に容量が大きく表示されているので一目瞭然です。
ひとり暮らしで3〜4日程度の洗濯量であれば「12kg」で十分なのですが、こちらの店舗には「12kg」の洗濯機が2台しかありません。どちらも使用中であれば、少し高くなりますが「15kg」を使うこともあります。(たいした金額差ではないので。)
あるいは、洗濯機には「あと何分」と表示が出ているので、待てそうなら順番待ちをしてもいいと思います。ただし、洗濯が終わったからといってお客さんがすぐに洗濯物を回収しに来るとはかぎりません。
(ぶっちゃけ、すぐに回収しに来ない人がほとんどです。)
洗濯用洗剤と柔軟剤の投入口
この店舗では左が「洗濯用洗剤」、右が「柔軟剤」の投入口となっています。見たらわかると思いますので間違えないようにしましょう。

ちなみに、洗剤や柔軟剤の投入口はあんまり綺麗に掃除されていないかもしれませんが、いちいち気にしていたらやっていけません。それなりに洗濯物は洗い上がりますので、大丈夫です!
洗剤や柔軟剤を入れたらさっさと(臭いものに)フタをしましょう。
こちらの店舗には粉末状の洗剤の備え付けがあり、無料で使うことができます。店舗によっては有料だったり、用意がなかったりする可能性があるのでご留意くださいませ。

わたしもそうですが、ローカルのみなさんの多くは自分で洗剤や柔軟剤を持参しています。
わたしがマレーシアで購入している洗剤はこちら↓

水温設定
水の温度は「Cold(30℃)」「Warm(40℃)」「Hot(60℃)」の3種類から選択できます。

わたしはいつもデフォルトの「Cold(30℃)」です。高温洗浄などのこだわりがあれば、好みで設定してみてください。
洗濯時間
洗濯の所要時間は「24分」です。実際には30分近くかかっている気がしますが。
使用上の注意
コインランドリーの洗濯機では洗えないものがあります。シューズ、フロアマットやカーペット、燃えやすいものです。ご注意ください。

乾燥機(Dryer)の使い方

乾燥機の使い方も店舗の壁にデカデカと写真付きで説明してありますが、心配性の人のために解説していきます。
- Step1:洗濯物を入れる
- Step2:温度(低温・中温・高温)を選択する
- Step3:コインを投入する
- Step4:スタートボタンを押す
乾燥機の容量
乾燥機の容量には「13kg」と「24kg」の2種類があります。大容量の「24kg」は2台しかありませんが、大家族の洗濯物を大量にまとめて乾燥させたり、寝具など大きなものを乾燥させるとき以外はほとんど使われません。
温度設定
温度は「低温(38℃)」「中温(63℃)」「高温(78℃)」から選択可能です。

わたしの場合、タオル類は除菌・殺菌効果とふんわり仕上げのために「高温」で乾燥させます。そのほかにも、綿100%のインナーなど、「これも高温でイケるんじゃね?」という感じのものはタオルと一緒に高温乾燥させています。
それ以外の洗濯物については、最初の頃は衣類の縮みや傷みを考えて「低温」で乾燥させていましたが、思いきって「中温」にしてみても問題ありませんでした。
低温乾燥では完全に乾かすことができず9割方乾燥する感覚ですが、中温乾燥ではほぼ乾燥するので、すぐにクローゼットにしまうことができます。
たまに厚手の生地など素材によっては少し湿っている部分があり部屋干ししますが、乾燥機でほとんど乾くので部屋干しでも生乾きのイヤな臭いは発生しません。
日本から持ってきた乾燥機NG表示のある衣服を乾燥機に入れても案外大丈夫でした。ローカルのお客さんたちもなんでもかんでも一緒くたに乾燥機に入れています。
ただし、絶対に失敗したくないオシャレ着だけは「低温」設定にするか、部屋干しすることをおすすめします。
乾燥時間
乾燥の所要時間は次のとおりです。
- 「13kg」の場合:28分(50セント追加ごとに2.8分延長可能)
- 「24kg」の場合:30分(50セント追加ごとに1.75分延長可能)
上記の時間は「最低時間」なので、今日は15分でいいや、というわけにはいきません。
ちなみに、乾燥機を途中で開けて洗濯物を追加する人をたまに見かけますが、扉を閉めてスタートボタンを押せば、一時停止からまた動きはじめるようです。
使用上の注意
上下に設置されている乾燥機の場合、自分が使うほうのコイン投入口にコインを入れてくださいね。写真のように矢印でどちらの乾燥機の投入口かわかるようになっています。

コイン両替機(Coin Exchanger)

洗濯機や乾燥機を使うにはトークンまたはコインが必要です。こちらの店舗では50セント硬貨が使えるので、必要な分のコインを持っているなら両替は必要ありません。
コイン両替機では、1リンギット、5リンギット、10リンギット紙幣のみ使用可能です。もし20リンギット紙幣しか持っていない場合は、店内にいるお客さんに両替してもらえるか聞いてみてください。
ローカルのみなさんは、なんの躊躇もなく「両替できる?」と気軽に聞いてきます。もちろん手持ちがあれば、快く両替に応じます。
わたしが利用する店舗では、紙幣を入れると50セント硬貨とトークンが混ざって出てきます。

「1トークン=50セント」ですが、トークンは店舗以外では使えないのでトークンから使います。50セント硬貨は普通のお金なので、多く両替して余ってもほかのお店で使えますからね。
使用上の注意
紙幣の状態によっては、機械が受け入れてくれずに戻ってくる場合があります。あらかじめ紙幣を余分に用意して持っていくと安心です。
何回か入れ直してみて反応してくれることもありますが、ダメな紙幣はダメなのでさっさとあきらめましょう。
「Keping」が「OFF」の表示の場合は使用不可です。

料金

料金体系は次のとおりです。1リンギット=26円で計算しています。
洗濯機(Washer)の料金
| Cold | Warm | Hot | |
| 【12kg】 | RM5(130円) | RM6(156円) | RM7(182円) |
| 【15kg】 | RM6(156円) | RM7(182円) | RM8(208円) |
| 【27kg】 | RM11(286円) | RM13(338円) | RM15(390円) |
こちらの店舗は「Happy Hour」があり、特定の曜日・時間帯は洗濯機の使用料金が少し安くなります。
乾燥機(Dryer)の料金
| 【13kg】 | RM5.00(130円) | ※50セント追加ごとに2.8分延長可 |
| 【24kg】 | RM8.50(221円) | ※50セント追加ごとに1.75分延長可 |
使用上の注意
たまにトークンまたはコインを投入しても、なぜか戻ってくることがあります。そんなときはあわてずさわがず、冷静に対処しましょう。次のツイートを参考にしてください。
#マレーシアのコインランドリー事情
コインを投入して戻ってくることはしょっちゅうあります。こういうときは焦らず、
再投入する・力の入れ具合を変えてみる・別の機械で使う・別の日に使う
などで解決します。#現場からは以上です #マレーシア pic.twitter.com/ZqGgaNmTs4— Miho🇲🇾マレーシア3年目 (@maru_coach24) July 2, 2021
洗濯機なし物件でのリアルな生活【2年間の体験談】
人生ではじめて「洗濯機のない生活」をすることになり2年が経とうとしています。メリット・デメリットはすでに触れましたが、正直なところ、いまの「洗濯機のない生活」がとても気に入っています。
ふんわり仕上げが最強
理由はやはり乾燥機のコスパの良さにあります。1回あたりたったの5リンギット(130円)で、しかも30分足らずでタオルはふんわり、衣類はカラッと仕上がるんですよ。一度これを経験したら普通の家庭用乾燥機は使えません。
高性能な乾燥機が備え付けられた物件ならいいですけどね。それでも故障すれば業者を呼んで修理対応するのは自分ですから。費用はオーナーが負担してくれるとしても面倒です。
その点、コインランドリーは店舗運営側がメンテナンスなどすべてを引き受けてくれるので楽チンです。
ロックダウンで手洗いの過酷さを知る
コスパやメンテナンスの面でコインランドリー生活に軍配が上がったわけですが、コロナ禍におけるマレーシアのロックダウンにより痛い目を見たことも事実です。
もっとも厳しい行動制限下ではコインランドリーの営業が停止され、自宅の洗面所で洗濯物を手洗いしなければいけなくなったのです。
やってみた人しかわからないと思いますが、あれは結構な重労働ですよ。時間も取られるし、脱水もできません。
調子をこいてぞうきん絞りのように手でぎゅうぎゅう絞ると、素材によっては伸びてしまいますのでご注意ください。(泣)
撤退のリスク
考えたくはありませんが、店舗が撤退してしまうリスクもあります。こうなるともうわたしの生活が破綻しそうです。
ロックダウンでコインランドリーが営業停止になったとき、手洗いの生活を数週間経験しましたがもう二度とゴメンです。近所からコインランドリーがなくなるなら引っ越しを考えます。
徒歩圏内に店舗があるのが前提
「コインランドリーを使うデメリット」でも書きましたが、車がないなら天候や重い洗濯物を持って歩くことを前提に検討したほうがいいでしょう。
わたしの場合、コンドミニアムから徒歩3分の距離なので「洗濯機のない生活」を受け入れることができたとも言えます。
コンドミニアムの敷地内にコインランドリーがある物件もあります。ぜひ探してみてください。
Bubblelab Laundryは、ホームページを見てみるとマレーシア国内におよそ200店舗ほどあるようです。ただし、残念ながらKL中心地には店舗がないんですよね。
地図上で店舗の場所を確認したい場合はこちらからどうぞ。
まとめ

「洗濯機のない生活」はいかがでしたでしょうか。いざというときのために自宅に洗濯機はあったほうがいいなと思いますが、これからもわたしはコインランドリーユーザーでありつづけると思います。
(もうヘチマタオルには戻りたくない。)
使用する洗剤の種類により洗い上がりは変わる可能性はありますが、わたしのリアルなコインランドリー生活がご参考になれば幸いです。