【必読】英語上達のカギは『型』と「時制」にあり【大人のやり直し英語】
悩んでいる人「なんで英語が上達しないんや…。大人のやり直し英語におすすめの本を教えてください!」
こういった疑問にお答えします。
今回は「ニック式英会話」でおなじみのニック先生の著書『見るだけで英語ペラペラになる A4一枚英語勉強法』(以下、『A4一枚英語勉強法』)をご紹介します。
こんな人におすすめ
- 中級レベルからなかなか上級者になれない人
- 英語初級者
次の日本語を英語で言ってみてください。
「朝起きたら有名になっていた」
パッと言えましたか? 使う英単語は4つだけですよ。
わからなかった人は、今回ご紹介するニック先生の著書『A4一枚英語勉強法』を読むべき人です。
「朝起きたら有名になっていた」を自然な英語でパッと言えないのは英語の『型』が身についていない証拠です。中級レベルからなかなか英語が上達しないと感じているなら、それがネックになっている可能性があります。
まずは英語の『型』を脳にインストールし、ネイティブにとって自然な英語で話すための骨格を身につけましょう。スポーツでもなんでも基礎をおろそかにしてはうまくなりませんよね。
英語学習をはじめたばかりの人はなおさら、最初から本書を使えば、あとから苦労することはありません。まちがった英語が身につく前にネイティブに伝わる自然な英語の骨格をインストールすれば、英語の上達が加速することでしょう。
ちなみに、英語の『型』とは中学で習う「英語の基本5文型」のことではありませんよ。
本記事の内容
- 英語上達のカギは『型』と「時制」にあり
- 魔法のA4シートの特徴
- 英語学習に哲学はいらない
英語上達のカギは『型』と「時制」にあり
日本語もお上手な著者のニック先生。日本語と英語の例文をたくみに比較しながら英語の『型』、つまり英語の骨格と日本語の骨格の違いを明らかにしてくれます。
英語と日本語は根本的に構造が違う
次の日本語を見てください。
- 「普段何しているの?」(普段)
- 「今何しているの?」(今)
- 「明日何しているの?」(未来)
- 「もうやっているのでわかります」(過去)
どれも「〜(し)ている」と現在進行形の形をしていますね。日本語では普段のことも、今やっていることも、未来のことも、過去のことですら現在進行形で言えることがわかります。
しかし、英語ではそうはいきません。英語は時制の使い分けが非常に重要な言語なので、日本語が「〜(し)ている」と現在進行形だからと言って現在進行形にするとおかしなことになってしまいます。
日本語にまどわされて不自然な英語にならないためにも、英語の時制をマスターすることがとても大切です。この基本が身についてこそ、中学英語レベルの単語でネイティブに理解してもらえる自然な英語を話すことができるようになります。
英語の『型』
基本的な骨格は、魔法のA4シートの「パーツA」の部分になります。ここでは次の2つのステップを徹底的に繰り返すことで、英語の基本的な骨格を脳にインストールしていきます。
- STEP1:時制を選ぶ(4択問題)
- STEP2:肯定、否定、疑問のどれかを選ぶ(3択問題)
魔法のA4シートにしたがえば、次の日本語を自然な英語で簡単に表現できるようになります。
「皿洗いをするのはいつも私です」
ごちゃごちゃと英文を組み立てはじめた人は、残念ながら英語の骨格がまだ身についていない人です。答えはシンプルに英単語4つだけ。
では、次の日本語はどうでしょうか。
「別れるつもり」
「別れそう」
「〜するつもり」「〜しそう」って英語でなんて言うんだっけ〜? と思うかもしれませんが、魔法のA4シートにしたがえば悩まなくても自然に答えが導きだせます。
しかも驚くべきことに、どちらも同じ英文になるんですよ。びっくりですよね。「別れるつもり」と「別れそう」では全然違う意味なのにね。英語って本当に適当、いや、シンプルな言語なんですねえ。
自然な英語を話すには、次の2ステップを脳内で瞬時に、かつ的確に選択できることがカギとなります。そのための練習シートが魔法のA4シートなのです。
- STEP1:時制を選ぶ(4択問題)
- STEP2:肯定、否定、疑問のどれかを選ぶ(3択問題)
しっかりと練習を積み重ねれば、日本語にまどわされて不自然な英語になる心配はありません。
答え合わせ
「皿洗いをするのはいつも私です」
→「時制:普段/肯定」→ I do the dishes.
「別れるつもり」
→「時制:未来/肯定」→ I’m going to break up.
「別れそう」
→「時制:未来/肯定」→ I’m going to break up.
魔法のA4シートの特徴
魔法のA4シートの特徴や使い方はニック先生がYouTube動画でも解説しています。参考までに動画を置いておきます。
魔法のA4シートの4つのパーツ
魔法のA4シートは次の4つのパーツで構成されています。
- パーツA 4つの時制の練習ドリル
- パーツB グループ化した動詞
- パーツC 前に付け足すもの
- パーツD 後に付け足すもの
前述のとおり、パーツAの4つの時制の練習ドリルは、「時制の4択問題+肯定、否定、疑問の3択問題」です。英語の骨格となる基本中の基本がこの部分です。
ちなみに、時制の4択問題は次のとおりです。
- 普段のこと・習慣=現在形
- 今している最中・一時的なこと=現在進行形
- 過去=過去形
- 未来=未来形
「4択で時制を選んで、肯定、否定、疑問のどれかを選ぶなんて中学英語レベルじゃん!」と思ったかもしれません。でも、この基本中の基本があなどれないことは、「別れるつもり」と「別れそう」の例で見たとおりです。
もし自然な英語が口からスッと出てこなかったのなら、素直に認めて基本に立ち返りましょう。
「かたまり」で覚える
魔法のA4シートが秀逸なのは、英語の『型』に沿って「かたまり」で自然な英語を身につけることができる点にあります。
「パーツB グループ化した動詞」では、「go home(帰る)」「get ready(準備する)」など、かたまりで覚えると効率の良い動詞リストをニック先生がまとめてくれているのでとても便利です。考えながら話していては自然なコミュニケーションにはなりません。丸っと置き換えながら練習しましょう。
「パーツC 前に付け足すもの」をマスターすれば、たとえば「雨が降っていて残念」を自然な英語で言うことができるようになります。英語の『型』にならえば、日本語につられて時制をまちがえることもありません。
「パーツD 後に付け足すもの」とは、ニック先生がYouTube動画でたびたび解説している「奇跡の応用」です。これがマスターできれば冒頭で質問した「朝起きたら有名になっていた」が自然な英語で言うことができます。
ちなみに、答えは「I woke up famous.」になります。
文の構造は、
I woke up. 目が覚めた(朝起きた)
+ famous. 有名である
と完結した文に形容詞を付け加えただけ。
これをごちゃごちゃと修飾語句を使って英文をつくると、逆に不自然な英語になってしまいます。
「形容詞」の代わりに「with 名詞」や「動詞 ing」で置き換えれば、たとえば「テレビを観ながら料理をしていたら指を切っちゃった」を自然な英語でシンプルに言うことができるようになります。
英語学習に哲学はいらない
ニック先生は英語学習に「なぜそうなるの?」という哲学は必要ないと言います。
たとえば、「家に帰る」は「go home」ですが、「なぜ go to home じゃなくていいの?」とか「my を付け足さなくてもいいの?」などと考える必要はないということです。
普段の自分のことを言うなら、主語を「I」にして「I go home at 5.」(いつも5時に帰っている)でいいし、「彼」のことを言うなら主語を「He」にして、「He goes home at 5.」(彼はいつも5時に帰っている)でいい。
こんなに簡単でいいのかなと心配になるほどシンプルですよね。これが自然な英語なのだとしたら、小難しい文法書で学ぶよりも、まずは英語の感覚としての『型』、つまり骨格をマスターするのが英語上達の早道になります。
日本語から発想して英文をこねくり回し、残念な英語を話すのはもうやめにして、ネイティブであるニック先生の魔法のA4シートで愚直に練習を積み重ねていきましょう。
まとめ
『A4一枚英語勉強法』のポイントは、大きく次の2点にあります。
- 「時制の4択問題+肯定、否定、疑問の3択問題」で英語の『型』を身につけること
- 「かたまり」で覚えること
魔法のA4シートを使って口をついてフレーズが出てくるまで練習し、自然な英語を話すための英語の『型』を身につけてしまいましょう。
むずかしい英単語を覚えたり複雑な文法を学習するのもいいけれど、そもそもネイティブに伝わらなければ意味がありません。
英語初心者だけでなく、中級レベルからなかなか上級者になれない人のやり直し英語に最適な一冊です。